心理カウンセラーの風湖です。




 「人間の最大の罪は不機嫌である」

 これは、ドイツの詩人、ゲーテの有名な言葉です。




 人は感情の生き物です。

 喜び、怒り、悲しみ、恐れ…。

 普段は穏やかな人だったとしても、体調の変化や社会とか周りの環境の変化などで、どうしても機嫌が上下してしまうことがあります。

 しかし、感情はそばにいる人に移りますから、不機嫌の人は不機嫌な人を作ってしまいます。




 平和な生活を送るためには、そんな機嫌の浮き沈みを極力抑えることが大切です。

 済んだことをクヨクヨしないこと、滅多に怒らないこと、いつも今を楽しむことを意識してみてください。

 特に、人を憎んだり悪口を言ったりしていては、せっかく与えられたあなたの人生の時間がもったいないと思います。




 人の心はとても繊細です。

 相手の機嫌が悪いことで、「自分がなにか悪いことをしたのかな」と、気を揉んでしまいます。

 常に機嫌が一定の人ならば、周りの人も一定の接し方をしてくれますから、安定した人間関係を保つことが出来るのです。