心理カウンセラーの風湖です。




 「自立しなさい。自分がしっかりと立たなければ、人を助けたり引っ張ったりすることはできません。」

 これは、日清製粉創業者、安藤百福の言葉です。




 「誰かを助けたい」

 「誰かの役に立ちたい」

 このように、他の誰かを思いやりながら働きたいと願う人はとても増えています。

 それは本当に素晴らしいことだと思いますが、そう願ってはいても、なにをして良いのかわからないというのが現実だと思います。




 他の誰かを助けたいと願うのであれば、まずは自分がしっかりと自立することが大切です。

 自分自身が自立せずに不安定なまま、いくら他人を助けたいと願っても、それはただの自己犠牲になってしまうのです。




 「自立」とは、他人からの支配や援助を受けずに、自分の力で生きていることです。

 社会人として一人前になるため、親や他人に頼らずに自分の力で生きているのかを確認してみましょう。

 精神的、健康的、経済的、社会的に自立できてはじめて、誰かの役に立つ自分になれるのです。