心理カウンセラーの風湖です。
「なぜこのように悪口が絶えないのか。人々は、他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っているからだ。」
これは、ドイツの詩人、ゲーテの言葉です。
人の悪口を言う人は、自然に人の悪口を言う人達ばかりで集まります。
なぜなら、悪口を「言いたい人」は、さまざまな悪口を「聞きたい人」でもあるからです。
そしてそのような人達は、さっきまで一緒に悪口を言っていた、その場に居なくなった人のことまで悪く言うようになるのです。
しかし、さらにその周りを見回してみると、世の中の人達は意外なほどにそのような人達の発する言葉をしっかりと聞きながら、人間性を判断しています。
ですから、人の悪口を言う人をあなたが辞めさせようとしなくても、人の悪口を言う人達からは、自然と人が離れて行くのものです。
自分を大切にするということは、危険な場所に近寄らないことだとも考えることができます。
人の悪口にまみれた世界からは、当然、人々に尊敬されるような成功者は絶対に現れないのだということを知りましょう。