心理カウンセラーの風湖です。




 「賢者は、人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、人の前に立たんと欲すれば、人の後ろに身を置く。

 かくして賢者は、人の上に立てども、その重みを感じることなく、人の前に立てども、人の心を傷つけない。」

 これは、古代中国の思想家、老子の言葉です。




 ある程度責任感のある頑張り屋な人であればあるほど、「人に任せること」ができない傾向にあります。

 しかし、うまくいく人は、「人に頼る」のではなく、「人に任せて、その人を活かす」という考え方をします。




 「自分でやったほうが早いから」と、なんでも自分でやろうとするのではなく、これからの子達にチャンスとして仕事を任せてみましょう。

 「あなたに頼むね」と、若い人に頼るということは、「見込みがあるから頑張って」というメッセージと同じことなのです。




 これは上司と部下の関係だけではなく、親子や友人関係などでも同じことです。

 1人で何でも抱え込まず、周りの人に協力を求め、その人を活かすことを考えることにより、自分も周りも幸せになっていくのです。