心理カウンセラーの風湖です。
「競う、比べる、争う。」
人は無意識のうちに、自分よりも他人の方が優れているのではないかと考え、本能的にこのようなことをしてしまいます。
しかし、どれだけ人と比べても、競っても争っても自分自身はまったく変わることはありません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、目の前にあるものに集中します。
そうして目の前にある課題をひとつひとつクリアしていきます。
すると、以前出来なかったことが出来るようになったことに喜び、周りの人達を喜ばせることによって、自分に自信をつけ、成長していくのです。
試験を受ける時は問題を解くことに集中し、仕事をする時は「どうすれば良い結果が得られるのか」ということに集中することで、以前の自分を超えることが出来ます。
それには、誰かの評価や他人との勝負の勝ち負けの結果などは必要ありません。
そうは言っても、他人の目を気にしないで生きることは、確かに難しいことかもしれません。
しかし、この確かな手応えを感じながら進んでいった時に、あなたは初めて周りの人を追い越している自分に気づくことが出来るのです。