心理カウンセラーの風湖です。
私達が常識だと思っていることは、本当に真実なのでしょうか?
私達の「当たり前」は、他の人にとっても当たり前のことなのでしょうか。
たとえば、日本では結婚したら同姓を名乗るのが当たり前のようになっていますが、1898年に夫婦同姓の法律が成立するまでは、伝統的に女性は旧姓を名乗ることは可能でした。
古き良き日本人の伝統も、時代の移り変わりによって当たり前ではなくなっていくのが「常識」なのかもしれません。
このように、一般的に多くの人が信じていることのすべて正しいというわけではないのです。
時代や立場、周りの環境が違うと、自分が思っている常識は、他の人にとっては非常識なことだということも少なくありません。
上手くいく人は、他の人の何倍も努力しているわけではなく、多くの人が常識にとらわれて見失っている部分をしっかりと見抜いているだけなのです。
あなたにとっての当たり前を疑い、常識というものに隠された盲点を探し当てる習慣を持つことは、とても大切なことなのです。