心理カウンセラーの風湖です。




 私のセラピーでは、催眠療法もやっています。

 数ある催眠療法の中には、クライアントの無意識に働きかけ、幼少期のエピソードの記憶を3個から5個程度語っていただき、その人の本当の心を分析する、「年齢退行療法」というものがあります。




 数千万もあると言われている人の記憶の中から、数個だけ選ばれて語られるエピソードには、クライアントの性格形成のプロセスが色濃く反映されています。

 それは、小学生の頃の記憶かもしれないし、2、3歳の頃の記憶かもしれません。




 実は、私もこの年齢退行の催眠療法を過去何回か受けたことがあります。

 そこでは、いつも「公園を自由に駆け回り、お腹の底から笑っている自分」と、「父親の書斎に並べてあった百科事典が好きで、いつも開いてはウキウキワクワクしていた自分」、そして「友達に求められることに幸せを感じる自分」が出てきます。




 そこからわかる自分の性格は、「自由で楽しく働きながら、知識を豊富に求めて、周りの人に喜んでいただくことに幸せを感じる」自分です。

 人がより良い人生を送るための第一歩は、本当の自分の心を知ることです。

 それが分かれば人は、いつでも変わることが出来るのです。