心理カウンセラーの風湖です。
子供の頃から褒められてばかりで育った人は、大人になっても他人の評価ばかりを気にする人になる傾向があります。
たとえ目標を達成しても、他人に認められなければ満足しないようになるのです。
そして、なにを成功しても他人の評価そのものを求めるようになり、評価されないことには努力をしなくなります。
常に他者の顔色を伺うためいつも緊張し、相手に気に入られるように不自然な態度を取るようになるので、生きていてもなぜか苦しくなります。
親子関係だけではなく、上司と部下、教師と生徒などの教育関係の場合、相手を褒めるのではなく、「自分には他人に貢献できる能力があり、価値がある」と思えるような言葉がけがとても大切です。
つまりそれは、「誰かより成功したから満足するのではなく、価値のある人になって自分の人生に納得する」という思考に繋がるのです。
そのためには、結果ばかりをを評価する「褒める教育」なのではなく、「感情」や「共感」を伝える「認める教育」に切り替えることが大切です。
褒められてばかりで育つと、他人の目を気にするようになり、常に顔色を伺う、臆病な人になってしまうのです。