心理カウンセラーの風湖です。
自分に自信の無い人に多い共通点として、「優秀な兄弟姉妹がいる」という点が挙げられます。
兄弟の中に1人だけ優秀な子供がいたら、他の兄弟姉妹の心はひねくれて当然です。
たとえ親が、平等に兄弟姉妹に接していたつもりでいても、優秀な子供以外の兄弟は、自分だけ差別されていると感じてしまうからです。
たとえひとりっ子だったとしても、自分の父親が偉大な権力者だった場合は、「父親の業績にはかなわない」と、あきらめてしまいます。
父親と自分を比べてしまい、自分はなんてダメなんだと劣等感を抱いてしまうのです。
差別されているという感覚は、そのまま自己否定感につながります。
いつも誰かと比べる、争う、競うことを繰り返してしまうからです。
親や教師、人を育てる立場の人は、くれぐれも注意して誰でも平等に接することがとても大事なことなのです。