心理カウンセラーの風湖です。




 完璧な人間などいません。

 劣等感を感じていない人もいません。

 問題なのは劣等感そのものではなく、「自分にはできない」と自分を過小評価する心理的な失敗が重要なのです。




 どんな経験でも、それ自体に意味はありません。

 人はその経験から何に気づき、何を学び、どんな意味を与えているかによって、それからの自らの行動を決定するのです。




 たとえば失敗をしてしまったとき、「もうダメだ」と逃げ出すのか、「取り返せばいい」と前を向くのか、「この経験を糧にしよう」と次の行動のアイディアを見つけるのかはその人独自の思考であり、意味づけなのです。




 失敗という経験が問題なのではなく、「自分にはできない」という思い込みが問題なのであり、劣等感を強めます。

 私達は、今すぐにでも過去の経験の意味を現在の自分が変えて、未来の行動に勇気を与えることができるのです。