心理カウンセラーの風湖です。
相手のやる気がなかったり、本当に逃げ出したいくらい落ち込んでいときに、その人を目の前にして私達はどのように接したら良いのでしょうか。
人が困難を克服するための原動力となるのは、「自分には誰かに貢献する能力があり、価値がある」と思える感覚です。
しかし人は、「自分は、誰からも必要とされていない」と感じると、「これ以上傷つきたくない」と、問題から逃げ出したくなり、なにもやる気が起こらなくなってしまいます。
そんな時、私達にできるたったひとつの方法は、相手の行動に「感謝」を伝えることです。
「ありがとう、助かりました。」という言葉はなによりも相手に感動を与えます。
すると、そんな言葉をかけられた相手には、「貢献できた」「必要とされている」という感覚が芽生えるのです。
それは言葉がけだけではなく、非言語でのコミュニケーションも大事です。
相手に向けるあなたの表情や視線、ボディーランゲージなどにより、相手を信じ、見守っていることが伝われば、それは十分に相手のモチベーションを高めることになるのです。