心理カウンセラーの風湖です。




 自分が愛する人だけでなく、誰かが喜ぶ姿を見ると、こちらまで幸せな気分になるものです。

 「喜び」の感情は、その心を言葉にしなくても瞬時に周りに伝わり、そばにいる人達の心を温かくしてくれます。




 しかし、日本人の多くは、自分の喜びを素直に表現することが苦手です。

 なぜなら、心のどこかで「自分が幸せを表現すると、今、不幸な人に申し訳ない」とか、「自分に幸せがやってくると、いつか不幸もやってくる」と信じているからです。




 しかし、それはなんの根拠もないことです。

 自分の感情に任せて、他者と仲間を信じて、自らの喜びを表現しましょう。

 そして、同じく他者の喜びをまるで自分のことのように喜びましょう。




 喜びは、人と人とを結びつけるのですから、恥ずかしがらずに表現することで、自分にも周りの人にも幸せを分け与えることができるのです。