心理カウンセラーの風湖です。




 怒りや悲しみなどの感情は、自分の考えていることが周りの人達に受け入れてもらえないと感じ、それでも自分の意思を貫き通したいと思ったときに利用する瞬発的なエネルギーです。




 もしも、周りの人と自分がいつも同じことを考え、相手の気持ちに寄り添っている関係性が築けているのであれば、感情は必要ありません。

 感情を出さなくても、相手が自分を受け入れてくれると信じているため、感情はまったく必要がないのです。




 感情ばかりを表現する人は、相手の気持ちを思いやる余裕がなく、自分のことしか考えられない精神状態なのかもしれません。

 その状態が長く続くと、やはり人間関係はうまくいきませんから、不幸な人生を送ることになってしまいます。

 ですから常に孤独感や劣等感にさらされることになってしまいます。




 そしてその劣等感を埋めるために、さらにまた激しい感情をあらわにする…。

 つまり、激しい感情を頻繁に使う人は、非常に強い劣等感を持っている人なのです。

 自分に自信がないので、感情がいつも必要な状態になってしまっているのです。