心理カウンセラーの風湖です。
「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「アンガーマネジメント」とは、人間が抱える混沌とした怒りや悲しみ、劣等感などを自分の中で整理し、それを適切にコントロールする技術のことを指す言葉です。
感情は、どこからともなく現れる得体の知れないものではありません。
自分自身が自分の行動を起こすために、実は自分で無意識に感情を創り出し、それを自分で使っているだけなのです。
たとえば怒りをあらわにする人は、怒りという感情に踊らされて相手を怒鳴ってしまうのではありません。
自分の思い通りに相手に意見を通し、相手を支配するために、自分で怒りを創り出して利用しているのです。
怒りだけではなく、人は、喜びや悲しみ、不安などの「感情」という得体の知れないものに支配されているのではありません。
自分の行動に自信がないとき、自分で感情を創り出し、自分で利用して背中を押しているだけなのです。