心理カウンセラーの風湖です。
SNSで知り合った女性を呼び出し、待ち合わせをして2人で行動を共にした後、監禁し、殺人遺棄をしたという容疑の事件を、連日のようにニュースで報道しています。
「あんなに礼儀正しい人がまさか」
「そんなことをする人には見えない」
「驚いている」
犯罪が起きた後にインタビューをして周囲の人からその容疑者の印象を聞くと、その行動と中身がまるで違う人のようだと言う人がほとんどです。
人が誰かを評価するときに大きな基準となるのは、その人の普段の行動が「自分のため」なのか、「他の誰かのため」なのかを見極めることです。
とても優しくて真面目そうに見える人でも、その人の行動が「他人から良い評価を得るため」だとしたら、それは自己中心的な行動のみと言えるのです。
自分のことよりも、相手のことを100%思って行動する心があるのかないのかで、「善人」なのか「悪人」なのかも決まります。
自分以外の誰かの幸せを想う心の教育こそ、これからの社会には必要なことなのではないかと私は思います。