心理カウンセラーの風湖です。
たくさんの人達から多くのお金を集め、海外へ逃亡した詐欺罪の犯人が拘束された際、その犯人の母親が、「私が必ず出頭させるので、逮捕しないでほしい」と、警察に懇願したという記事がありました。
犯罪者や反社会的な行動をする人、またその予備軍といえる非行少年、規則を破って他者に迷惑をかける人達は、いつまでたってもいなくなりません。
彼らは強い人なのではなく、臆病な人、つまり「弱い人」といえます。
人生においてもっとも大切なことである「協力」「貢献」「奉仕」などから逃げ、誰もが良くないことだと知っている犯罪に手を染めることは、やがてその人の弱さを露呈してしまうことになります。
なぜなら、反社会的な行動の多くは、「恐れ」や「怒り」そして「悲しみ」の別の表現方法に過ぎないからです。
犯罪者や、規則を守らずに他人に迷惑をかける人達は、実は弱さや臆病さを隠すために強いフリをしているということを多くの人達が知って、その周囲にいる私達は、その犯罪に巻き込まれないように気をつけなければならないのです。