心理カウンセラーの風湖です。
ある管理職の男性が私のところにやってきて、「カウンセリングをお願いしたい」と、仕事での部下との人間関係の困りごとを話してくれました。
そこで、私がある程度話を聞いた後、彼に心理学的なアドバイスをしたところ、「よく分かりました」「明日から早速やってみます」と、翌日からアドバイス通りの行動をしてくれました。
一方で、同じような環境の男性がやはりカウンセリングにやってきました。
困りごとを長い時間をかけて一方的に話し、その後に私が少しアドバイスをしたところ、彼はこう私に言いました。
「でもね、先生、そんなことをしても何の得にもなりませんよ。」
「やはり無理だと思います。相手がダメな人間なんですから。」
どちらの男性が幸せになり、どちらの男性が不幸になるでしょうか。
答えは歴然です。
成功したければ、幸せになりたければ、できない言い訳ばかりを並べるのではなく、まず素直に受け入れて、行動してみる心が大切なのだと私は思います。