心理カウンセラーの風湖です。




 学生時代、試験の日の朝などに友達同士で探り合いをした経験は誰にもあると思います。

 「勉強した?」

 「ぜーんぜんしてないよ。」

 いわゆる、「頑張ってないアピール」です。




 なぜそのような「頑張ってないアピール」が横行するのでしょうか。

 それは、結果が良かったら賞賛され、結果が悪くても言い訳になるから。

 つまり、どちらに転んでも得をするからです。




 しかし、このような否定的な言葉には気をつけた方がいいのです。

 言葉は、その人の無意識に働きかけ、たとえそれまで頑張って勉強していたとしても、「頑張らない自分」と脳は認識するので、言葉通り良い結果にならない可能性が高いのです。




 これはラベリングといって、勉強しなかったアピールや怠惰アピールは、その言葉を脳が認識し、本当にその人を「怠ける人」「頑張らない人」にしてしまう効果があります。

 つまり、それが癖になると、だんだん劣等感を持つ人になる原因になってしまうのです。