心理カウンセラーの風湖です。




 「弱さは強さ」に変わります。

 たとえば「病気」という弱さは、家族までも味方につける「強さ」に変わることがあるからです。

 先日書いた「疾病利得」も、「弱さは強さ」のひとつです。




 すぐに泣く人や、不安に震える人、後悔して落ち込む人、自分を卑下する人など、目の前の相手が弱さを見せると、人は放っておくことができません。

 つまり弱さとは、非常に強くて相手を支配する権力があるのです。




 特に涙は「水の力」とも言われるほど弱さのアピール方法になります。

 子供の頃に、泣くことで周りの人を支配できると学習した子供が、どんどん泣き虫として成長し、やがて大人になって周りの人が誰も支配できないと知ると、精神的にも弱くなってしまいます。




 弱さを使って人を動かそうとするのはやめましょう。

 特に人前でよく泣く人は、自分への劣等感が強く、自分が優位に立つために相手に弱さをアピールしている場合がとても多いのです。