心理カウンセラーの風湖です。
人が未来に向かって人生を過ごす上で、どんな出来事があったとしてもそれは解釈の仕方でその意味はエネルギーに変わります。
しかし私達は、過去の出来事から何かを探り出し、不安になることに慣れてしまっています。
特にネガティブに考える癖を持っている人は、「自分は普通の人よりも多くの危険や不運が訪れるに違いない」という不安センサーの精度が非常に高いため、なんでもないような出来事に対してもすぐに危険を見つけ出し、震えます。
しかも、そのような人達は、多くの場合、身内に対して「不運や失敗が来るかもしれない」と大げさに訴えます。
すると身内の人達は、彼らに優しく接してくれて、彼らを守り、要求に従ってくれたりします。
それはやがて、「不安そうに振る舞うと、他の人が自分の要求に従ってくれる。」という信念に変わっていくのです。
ネガティブに考える人は、ただ繊細な心の持ち主ばかりだというわけではなく、大きな警報を鳴らして周りに問題を引き起こすタイプの、厄介な人なのかもしれません。