心理カウンセラーの風湖です。




 「仕事中は緊張しないのに、会社の人と世間話をするだけでとても緊張する」

 「家族とは普通に話すことができるのに、異性と話をすると考えるだけでドキドキする」




 誰かと話すとき、なぜか緊張してしまうという人は、とても多いです。

 そのような人は、たとえ地域などのコミュニティあっても、なるべく話をすることを避け、そこから逃げるように仕事に熱中する傾向があります。




 深夜まで残業したり、休日出勤をしたり、まるで人間関係から自分を遠ざけるように「仕事だから」「忙しいから」を連発します。

 年がら年中「忙しい、忙しい」と働いてばかりいることによって、自分にとって一番楽な仕事という世界に逃げ込んでしまうのです。




 誰かと話をすることを苦手としている人にとって、コミュニケーションほど難しいことは他にありません。

 しかし、必要なコミュニケーションから逃げているばかりでは、失敗こそありませんが、人間関係で得られる楽しみも感じることはできないのです。