心理カウンセラーの風湖です。
親が、無意識のうちに子供を「甘やかし」ている例は実はとても多いです。
それは、過保護や過干渉といった「やりすぎ」と言っていいほど子供に注目しすぎて、子供の自由意思を奪う子育てです。
そのように甘やかされた子供は、大人になっても自分から積極的に考えて行動することをしなくなります。
なぜなら、子供の頃から何か困ったことがあると親がなんでも先回りして解決をするので、自然と自分で問題に向き合うことをしなくなるからです。
しかも長い間、自分では何もしていないのに親からいつも注目されたり褒めてもらったりする生活が当たり前になっているので、「自己中心的」な人になってしまいます。
しかし、社会に出ると当然ながら誰も自分を甘やかしてはくれません。
するとその子供は戸惑い、「なぜ周囲は自分を助けてくれないのか」と、相手を逆恨みするようになります。
結果、人間関係がうまくいかないどころか、周囲から嫌われてしまうのです。
甘やかす子育ては、その子を「不幸にする子育て」になってしまうのです。