心理カウンセラーの風湖です。
世の中には、威張ってばかりいる人と、泣き言を言ってばかりいる人がいます。
その心理は、人気漫画「ドラえもん」の登場人物である、ジャイアンとのび太の行動に注目してみるとわかります。
ジャイアンは、威張り散らして「相手を支配」します。
そしてのび太は、泣き言を言って「相手を支配」します。
つまりこの2人の行動は、まったく違うように見えて実は、その目的はまったく同じものなのです。
それは、「自分は何もしないで相手を支配し、優越感を得ようとする」行為なのです。
威張るのか泣き言を言うのかは、過去の成功体験の記憶によるものが多いです。
たとえば、子供の頃に風邪をひいて熱を出したときに、周りの人にチヤホヤされた記憶がある人は、「弱いと得をする」ということを学習し、それを大人になっても繰り返すのです。
いずれにしても、相手を支配して優越感を感じようとする行為は、実に子供っぽい行動であり、なんのメリットもありません。
相手をコントロールしようとせずに、自立した生活を心がけましょう。