心理カウンセラーの風湖です。
劣等感は、困難から逃げ出したいときの言い訳に使われることがあります。
その人の自己肯定感があまりに低いため、後で自分が傷つくことから避けようとするからです。
たとえば、責任のある仕事を頼まれた場合、できない理由ばかりを並べて、自らの弱さ、無能さを表現し、他人の手助けや同情を待つのです。
そして、苦手なことへのチャレンジも免除してもらおうとします。
しかしそれは、自分に対して劣等感をさらに強化しているだけな行為であって、解決することはできません。
どれだけ自分を欺いたとしても、その人の心にはちゃんと劣等感は残るのです。
劣等感を言い訳にするのをやめて、課題に立ち向かい、成長につなげる行動をとった時、それはあなたが本当に変わり始める時なのです。