心理カウンセラーの風湖です。
「これ、来週までにやっておいてね。」
「新しい環境でも頑張って。」
「もっと業績を上げるためのアイディアを出して欲しいんだけど。」
これらの言葉は、一見すると優しくて丁寧な言い方なのですが、「命令口調」であることに変わりはありません。
なぜなら、相手に「選択の余地を与えない」口調だからです。
しかし、同じことでも言い方を変えるだけで、相手にやる気を起こさせる言い方に変わります。
それは、「相手の心を尊重する」言い方です。
「来週までにやってくれると、私はとても助かります。」
「あなたは新しい環境でも活躍できる人だから、私もとても楽しみです。」
「あなたの新しいアイディアを聞くことができたら、みんなが喜ぶと思う。」
このように、相手の気持ちに寄り添う言い方に変えるだけで、温かい印象になり、なおかつ、相手に選択の余地を与えているため、相手は「自分の価値を尊重されている」と感じ、やる気がみなぎるのです。
言葉は、とても大切です。
相手に「命令」をする言い方より「お願い」をする言い方に変えて、人間関係の達人になってくださいね。