心理カウンセラーの風湖です。
ある日、不眠症で悩んでいる女性がカウンセリングに来ました。
寝る前にあれこれと考えていると、いつまでも眠れなくて苦しいのだそうです。
「どうしたらこの苦しみから抜け出すことができるのでしょうか。」
そう聞いたので、こう答えました。
「周りの人を喜ばせるために、自分は何ができるのかを考えながら寝てください。」
次のカウンセリングのとき、その女性はスッキリしたような顔をして私に言いました。
「先生、最近はすぐに眠れるようになりました。朝まで眠れる日も多くなりました。」
自分のことばかりを考え、不満や愚痴などを考えていると、不安になり、心がネガティブになって神経症になったり不眠症になったりすることがあります。
相手を喜ばせ、感謝の言葉をもらうと想像するだけで人は、幸せな気持ちになれるのです。
自分よりも相手を大切に考え、自分の心が満たされる感覚を覚えると、また一歩ずつ幸せに近づいていくのです。