心理カウンセラーの風湖です。
犯罪を犯す人は、その目的のひとつとして社会的なルールに欺き、警察や一般人を翻弄することで注目を自分に集めようとします。
これは、自分のことばかりを考える人が、人生を生きる中で「誰も自分のことを考えない」と思い、自分の居場所を見失ってしまった結果、その虚しい心の隙間を埋めるための行動です。
そして精神疾患を患っている人は、同じような理由で周りの人達の注目を集めるために、無意識に「可愛そう」と思われる方法として、さらに「病気でなければできるのに」と、自分に言い訳をするための戦略なのかもしれません。
このように、さまざまな問題行動の心の根底にあるのは、本来であれば他者貢献をすることでごく自然に手に入れることができるはずの「自分の居場所」を見失ってしまった人達が、挽回するための行動だと言えます。
しかし、彼らは幸せにはなれません。
そこは本来の居場所ではないからです。
自分のことだけを考えず、誰かの幸せのことを考えたりそのための行動をすることで、本当の自分の居場所は簡単に手に入るのです。