心理カウンセラーの風湖です。




 パワハラやセクハラなど、ハラスメントが問題となっている最近では、さまざまな人間関係の中で、相手を「褒めて育てる」ことが正しいと信じている人は多いと思います。




 しかし、ご褒美や褒め言葉につられて私達の言う通りの行動を取る人がいたとしたら、その人は自分の意思でその行動しているというわけではありません。

 ですから、私達が見ていないところではその行動を取らなくなる可能性が高いのです。




 つまり、ご褒美や褒め言葉で相手を動かしている間は、限りなくそれをやり続けなければならなくなってしまうのです。




 人をなんとか変えようとして、コントロールしようとしてはいけません。

 それは教育ではなく、人を育てるどころかむしろ逆効果になってしまうのです。