心理カウンセラーの風湖です。
人のあらゆる行動には、必ず目的(その人なりに考えるメリット)があります。
怒りという感情をあらわにする人は、「相手に苛立ちを伝え、相手を支配したい」という目的があります。
そして、人が涙を流すときにも、悲しみを表現するとき以外に目的がある場合があります。
それは、「泣くことによって同情を集め、注目されたい」という目的です。
「私をこんなに泣かせるなんて、あなたはひどい人だ」という講義や復讐である場合もあるのです。
上司が部下を叱ったら、部下が突然泣き出し、上司はそれ以上にキツく叱ることが出来なくなった、ということはよくあります。
本人が意識していなくても、人は目的のために感情を使用することはよくあることなのです。