心理カウンセラーの風湖です。




 「無意識にやってしまった。」

 「つい、出来心で欲望に負けて…。」

 それは、自分や相手を欺くための言葉です。




 たとえば、禁煙を決意した人が、ついタバコを吸ってしまったとします。

 そして、「無意識で吸ってしまった。」「習慣になっていたから。」と言うことはよくあります。




 無意識とか感情は、自分の意思とは関係がないように聞こえますが、実際のところは、自分の心で判断し、タバコを吸うことを「良いこと」、「メリットがあること」として選んだことに間違いはないのです。




 「やっぱり我慢出来ないから、もう一本だけ」

 「誰も見ていないだろうから、吸ってしまえ」

 「無理にやめる方が体に悪い」

 しかし、それは言い訳でしかありません。




 「意識と無意識」

 「理性と感情」

 それは、「自分は悪くない」「無意識が悪い」と、心の中で言い訳し、自分と他人に対して欺いている言葉なのです。