心理カウンセラーの風湖です。




 最近では、怒りをコントロールする方法などが関心を集めています。

 私達は日々、怒りや悲しみなどの感情に支配されているように感じるからです。




 実は怒りや悲しみは、自分に対する考え方や、ものごとの捉えかた、認知の仕方のクセが生み出す副産物なのです。

 その副産物を操作してもまったく意味がないのです。




 たとえば、道ですれ違った人がクスっと笑ったことに気づいた時、「馬鹿にされた」と認知するのか、「自分に微笑んでくれた」と認知するのかで感情もまったく違います。




 「馬鹿にされた」という認知の奥底には、「誰かが自分を好きになるはずがない」という自己否定が隠されているのです。

 それを正していくことが、なにより大切なことなのです。