心理カウンセラーの風湖です。




 私達人間の脳は、見たいものだけを見て、聞きたいものだけを聞き、信じたいものだけを信じます。




 毎日、見たり聞いたりするさまざまな情報に対して、自分にとって都合の良い情報だけを取り入れて、それ以外は例外として処理するのです。




 また、一度良いものとして受け入れた情報が、たとえ自分にとって違和感を覚えたとしても、都合のいいように解釈を捻じ曲げて、「これまでの解釈は間違っていなかった」と、無理矢理納得しようとします。




 その考え方のほうが脳にとって楽ですし、そうしないと不安になるからです。




 ですから、たとえ周りの人達との意見が対立したとしても、人は現実を捻じ曲げてでも「自分は正しい」と思い込み、自分を変えようとはしないのです。