心理カウンセラーの風湖です。




 「もう年だから若い人には勝てません」という言葉の真意は、「年齢の割には、けっこう頑張っているでしょう」というアピールです。




 「最近、うつっぽいのです」「最近、何もする気になれなくて」という言葉も、うつになるほどに、何もする気になれないほどに「繊細でナイーブな自分」をアピールしているのです。




 このように、一見すると悩みの吐露のような言葉も、すべてそこには「相手」がいて、自らの優位性をアピールしている言葉に過ぎません。




 あらゆる悩みは、その言葉を聞いてくれる相手との対人関係に必要なツールなのです。