心理カウンセラーの風湖です。
「叱られたり褒められたりして育った人は、叱られたり褒められたりしないと行動しない。
そして、評価してくれない相手を敵だと思うようになるのだ。」
心理学者アドラーは、アメとムチ、つまり叱ったり褒めたりすることで人を育てることは、明らかな間違いだと述べています。
ご褒美や褒め言葉で行動をする人は、自分の意志で行動をすることに自信が持てなくなり、反対に、罰や叱られることで行動を止める人も、自分の意思で自分の行動を止められない大人になってしまいます。
それだけではなく、評価してくれない相手を敵だと思い、「なぜ褒めてくれないのか」と、相手責めるようになるのです。
どんな人間関係であっても、相手を評価してはいけません。
相手をコントロールしようとしてはいけません。
そうすることで、自分の行動に自信が持てない人が出来上がってしまうのです。