心理カウンセラーの風湖です。
「2人姉妹の妹です。姉と母親との仲が悪く、私はいつも姉からも母親からもお互いの悪口、嫌味、愚痴などを聞かされ、ウンザリして精神的にまいっています。」
ある中年女性は、ため息をつきながら私にそんな悩みを訴えました。
その女性の母親と姉は、お互いの不平不満を言うばかりで、自分の態度を改めることはしないのだと言います。
たとえ家族であっても、その人間関係を温厚に、平和に保つための努力をしなくてはならないと私は思っています。
「お母さんもお姉さんも、相手に嫌われるようなことをずっと言ったりやったりしてきたわけですよね。
そういう関係をあなたのお母さんとお姉さんが自ら作ったのだから、無理して間に入る必要はないと思いますよ。」
そう答えると、その女性は「とても楽になりました。ありがとうございます。」と、ほっとしたような表情になりました。
優しさに包まれて生きていきたいのであれば、どんな相手にも優しさをたくさん与えて生きていくことがとても大切なことだと私は思います。