心理カウンセラーの風湖です。




 ドイツの文学者ゲーテは、「人間の最大の罪は不機嫌である」という言葉を残しました。

 ゲーテは、「不機嫌」による被害者が何百人、何千人にも及ぶと考えたのです。




 一度の犯罪に巻き込まれたり、事故に遭う人は数人、数十人くらいですが、1人の「不機嫌」は、周りの人に直ぐに伝播してしまうため、イライラやモヤモヤを呼び、その結果、その被害者が何百人、何千人にも及んでしまうのです。




 しかもそれが際限なくとどまるところを知らないという意味で、ゲーテは「最大の罪」という言い方をしたのですね。




 会社で社長がいつも不機嫌なら、その被害は社員のほとんどにも及びますし、家庭の中で親が不機嫌なら、家の中はいつも険悪な雰囲気に包まれることでしょう。




 何があっても機嫌良く生きること。

 それだけでも、周りの誰かのために生きているということになっているのです。