心理カウンセラーの風湖です。
私は、この世の中に「幸せ」や「不幸」という現象はないのではないかと考えています。
すべての人がこれを「幸せだ」と言える現象、出来事が存在するのではなく、自分が「幸せだ」と思った瞬間に、その人に「幸せ」が生じて、自分が「不幸だ」と思った瞬間に、その人に「不幸」が生じるのだと思うのです。
「私の母は、とても酷い人なのです。」
「私はいつも叩かれたり怒鳴られたりして育ちました。」
「ですから、私は不幸な子供です。」
ある人から、このように自分の母親を憎んでいるという悩みを打ち明けられました。
その母親の罪を憎み続けると、あなたは不幸な子供のまま生きていくことになります。
しかし、すべてを受け入れ、自分の心の中にある憎しみを取り去ると、あなたは不幸な子供ではなくなるのです。
どんなに悲惨な出来事も、不幸な出来事も、すべて「幸せ」でも「不幸」でもなく、宇宙の法則から起きているとイメージしたとき、「仕方がない」と思えたとしたら、人生はとても楽になるのではないでしょうか。