心理カウンセラーの風湖です。
「われわれは現在だけを耐え忍べばよい。
過去にも未来にも苦しむ必要はない。
過去はもう存在しないし、未来はまだ存在していないのだから。」
これはフランスの哲学者、アランの「幸福語録」に出てくる言葉です。
法話を通じて多くの人達に生き方を説いた、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。
「明日はあなたが死んでいるかもしれない。相手が死ぬかもしれない。だから、今日好きだと思ったら、今日言ってくださいね。」
彼女が言った言葉です。
過去に人を愛してたくさん傷ついた経験があるからこそ出てきた言葉なのかもしれません。
「負けるものか」と上を向いて気持ちを前向きにしていれば、また自然と良いことが起こると寂聴さんに教えられて、私は今日も生きています。