心理カウンセラーの風湖です。
「蝉は春秋を知らず。」
という言葉があります。
これは「井の中の蛙大海を知らず」と似た意味の言葉です。
夏になって初めて地上に出てきて、秋までに死んでしまう蝉は、春や秋、夏の話を聞いても理解できないでしょう。
同じように私達も、自分の経験や知識、理解力を超えたことは理解できません。
それどころか私達は、自分の知識や経験を超えたことを否定してしまいがちです。
それでも蝉は、この夏を一心に鳴き、その短い命を輝かせています。
生死の本当の意味はわからなくても、今を一心に生きていれば、その命は光輝くということを教えてくれている言葉なのですね。