心理カウンセラーの風湖です。




 「眼前の小判に囚われるな」

 と言ったのは経営の神様、松下幸之助です。




 小判に囚われては結局は損をする。

 つまり、わずかな利益のためにあくせくして、かえって大きな損をしてしまうという意味なのですね。




 起業をして経営されている方の本を読んで「凄いな」と思うのは、目の前の利益に引っ張られず、大局を見て、最終的にどのように利益を得るかのビジョンがはっきりと描かれているところです。




 たとえば、せっかく望んだ会社に就職できたのに、給料が安いとか休みが少ないからなどの理由で会社を辞め、次々に転職を繰り返していても、結局は望んだ仕事ができていないことや、収入が減ってしまっている。ということはよくあります。




 まずは、自分がなにをやりたいのかという自己分析をしっかりと確認しましょう。

 自分は何のために働いているのか、何をして社会に貢献したいのかを常に人に説明できるようにしておくことが重要なのです。




 転職をするのが悪いというのではなく、人生において何かを決断するときには、自分の欲だけで動いていないか、自分はなにをしたいのかをもう一度確かめて選択するようにすることが、成功の第一歩なのかもしれませんね。