心理カウンセラーの風湖です。
「孟母三遷の教え」という言葉があります。
これは、「子供の教育には良い環境を選ぶことが大切」という教えの言葉です。
そして、教育熱心な母親のたとえとしても使われます。
「孟母」は、孟子の母親のことです。
そして「三遷」とは、3度転居するという意味です。
孟子の母親は、孟子への悪い影響を避けるために墓地の近くから市場の近くに引っ越し、さらに学校の近くに引っ越しだのだそうです。
その結果、孟子は勉学に励み、偉大な儒者になった、という故事から来ている言葉なのだそうです。
周りの環境は、もちろん人間形成の上で、とても大切なことです。
しかし、それだけではなく、そこでなにを見てなにを感じるか、そしてどんな言葉を聞いて過ごすのかが、成長においてもっとも大事なのことなのではないでしょうか。
つまり、そこに人と人との深い繋がりがあれば、人生はさらに大きく、愛のある縁の力が加わるのではないかと私は考えます。
大人になってからでもその選択はとても大切なことです。
ですから、生きている環境の中において出会った、人と人とのつながりをもっと大切にしていきましょう。
環境、出会い、人とのつながり。
それらをもっとありがたく考えて自分を成長させていけば、未来を明るく変えてしまうくらいの力強い働きが生まれてくることでしょう。