心理カウンセラーの風湖です。




 私達が子供の頃、とにかく何にでも興味がありました。




 友達が持っているもの、近所で飼っている動物、兄弟が習っているお稽古ごとや学校の行事、父親の部屋に置いてある本や雑誌…。




 大人になると、周りにあまり興味がなくなるのは一体なぜなのでしょうか。

 子供は「どうして?なぜ?」と、いつも疑問に思っているのに、大人になると、「そういうものだ。」でなんでもやり過ごす考え方に変わるのはなぜなのでしょうか。




 その決定的な違いは、「子供の心は素直である」ということに他ならないのではないかと私は思います。

 



 子供は一生懸命です。

 ひとつのことに熱心です。

 少しでも疑問に思ったことは、自分なりに一生懸命考えています。

 考えて考えて、納得がいかない時はどこまでも問いかけます。




 子供の心には「こんなこと恥ずかしくて聞けない」という心はありません。

 良いものは良いし、悪いことは悪いです。

 そしていろんな疑問を解決した時、その度に子供は成長していきます。




  子供は、「こんなこと聞いたら馬鹿にされる」とか、「いまさら聞けない」という考えはありません。

 そのような素直な心をだんだん無くしていくのは、実は身近な大人のせいなのかもしれません。


 

 どんなに歳を重ねても、子供のようにひとつひとつ好奇心を解決していくことこそが、若いエネルギーに満ちた生き方が出来る、唯一の方法なのかもしれませんね。