心理カウンセラーの風湖です。




 お釈迦様の言葉に、「すべてがあなたにちょうどいい」という言葉があります。




 今のあなたに今の夫がちょうどいい

 今のあなたに今の妻がちょうどいい

 今のあなたに今の父母がちょうどいい

 今のあなたに今の子供がちょうどいい…




 子供も、兄弟も、上司も、部下も、友人も、すべてがあなたにちょうどいいというのです。



 「私の上司が、わたしにこんなひどいことを言うのです。私は何も悪いことはしていません。」

 と、怒る人がいます。

 どのような人間関係にも、「あの人がいなければいいのに」と思うことはよくあるものです。




 実は、目の前の人にイライラするのは、目の前にいる人がやっている言動が「良くないことだ」と、あなたが決めつけているからなのです。

 そして、その価値観が自分独自のものだということにあなたが気づいていないのです。




 さらにあなたが目の前の人になにかを言われて傷ついたと落ち込むことがあっても、「自分が気がついていないことを気づかせてくれる良いきっかけ」だと捉えると、ありがたい言葉に思えるのではないでしょうか。




 どんな人間関係も今の自分にとって必要な関係なのだと思うことができれば、その人間関係から様々なことを学び、自分をさらに成長させることができた時、やがて成長したあなたにちょうどいい仲間が待っているのかもしれませんね。