心理カウンセラーの風湖です。
自分の人生は、生まれる前からすでに決まっているとしたら、あなたはどう思うでしょうか。
私はその概念をはじめて聞いた時は、どうしても受け入れたくはなかったですね。
努力をすれば人生はなんとでもなる。と、信じていましたから。
しかし、人生は努力によって未来が変わっていくのではなく、自分の決めたプログラム通りに淡々と進行するだけなのであると知りました。
ですから、プログラムよりも間違っている方向に自分が進めば、なんとなく違和感を感じて、いつの間にかその道が修正されていると感じるのは私だけではないはずです。
どうも私達は無意識の中に一生分のデータが入っていて、自分の毎日、日々の暮らしがすべてインプットされているらしいのです。
そして、単にそれを読み取っていて、行動しているのが「今」なのです。
よく心理学では、「引き寄せ」と言いますが、それは、強くイメージすれば物事や未来を自分の思い通りに操作して、呼び寄せることができるという言葉ではありません。
「私」が必死になって念じたから未来がやってきたのではなく、その未来が間違いなくやって来ることが分かっているから鮮明にイメージすることができる、という意味なのです。
ですから、イメージできたことは叶います。
それは、自分の人生のプログラムの中にすでに存在しているからです。
そのプログラムを変えることは、とても困難や痛みを伴うのです。
もともと未来は決まっていると考えれば、先のことを不安に思ったり、心配したりすることはないのかもしれませんね。