心理カウンセラーの風湖です。
男女関係、つまり結婚生活やパートナーシップにおいて、1人の相手に対する「好き」とか「愛している」とかという感情は、生物学的には3年間しかもたないのだそうです。
それでは、人間はなぜ20年も40年も相手を想い、添い遂げることができるのでしょうか。
それは、3年間生活を共にしているうちに、「愛情」という感情を越えて、相手を「尊敬する」という気持ちが生まれ、育まれて、それが根付いていったからです。
では、相手から「尊敬される」にはどうしたら良いのでしょう。
その方法はとてもシンプルです。
もちろん、相手を思いやり、相手のためを思って生きることもとても大切なことです。
しかし、さらに効果がある方法は、相手の呼び方をあだ名や呼び捨てで呼ぶのではなく、「〇〇さん」「〇〇くん」と呼ぶことなのだそうです。
そういえば、私が尊敬する恩師は、全ての生徒に対して「〇〇さん」と呼び、年下の人達に対してとても丁寧な言葉遣いをしていました。
相手から「尊敬されるには」と身構える必要はまったくありません。
ただ日常生活の中で、言葉を丁寧にすることを実践してみるだけでも、その効果は絶大のようです。
あなたの年齢がいくつでも、たとえ社長の立場であっても、その中で1番偉い、強い立場に立っていたとしても、全ての人を優しく「〇〇さん」と呼ぶ人は、とても上品で素敵な人に見えるのではないでしょうか。