心理カウンセラーの風湖です。




 転職や引っ越し、結婚などを考えるとき、その住所を調べて事前に現地まで足を運ぶ方は多いと思います。




 駅からどのくらい距離が離れているのか、街の様子や日当たりなどを事前に調べておくと安心ですし、これから自分がどのような場所で生きるのかを調べておくことはとても大切です。




 そんな時私は、その建物に着いたときに感じる雰囲気や空気感などの身体感覚をとても大事にしています。




 たとえばその建物で仕事や生活している人達が、ワクワクしていたり笑っている人が多いと、その建物はいくら築年数が経っていても、空気がとても澄んでいて、温かい雰囲気に包まれているなと感じることがあります。




 しかし、反対に、イライラしている人が多かったり、怒りやトラブルが多い人達が生活している建物は、その人達に会わなくても空気が重く、濁っていてなんとなくどんよりしているような気がするのです。








 楽器の調節に使う「音叉」というものがあります。

 これを2本用意して、1本の音叉をポンと叩くとビィーンと唸っているのですが、その叩いた方の振動を手で止めても、よく耳を澄ますと叩いていない方の音叉は音が鳴っているような気がします。



 これを共鳴共振というのですが、同じ素材、同じ重さで出来ているので、叩いて同じ振動で震えるものは、1つが鳴ればもう1つも共鳴するのです。




 同じように、私達人間も、隣の人が悩んでいるとなんとなく自分も暗い気持ちになりますし、逆に隣の人が楽しそうに笑っていると、そばにいる人にも、その楽しい波動は伝わるのです。




 しかし、ガッカリしないでください。

 光と闇というのは、光のほうが影響力が強いので、笑顔で機嫌の良い人が、闇の多い人達の中に入っていくと、100%光になります。




 その場所にいる人達が病気であったり、つらい思いをしている人がいて、その不機嫌な感情が写ってしまうという人がいますが、実は、闇と光では圧倒的に光のほうが強いのです。




 自分が楽しそうにしていれば、そばにいる人にも、その楽しい波動が広がります。

 それを実践していけば、どんな場所でもだんだん空気が温かくなっていくのではないかと私は思います。