心理カウンセラーの風湖です。
昨日行われた東京パラリンピック男子車椅子テニスシングルスの決勝で、日本の国枝慎吾選手が金メダルに輝きました。
国枝選手は、怪我による引退の不安や決して表に出せない弱さを打ち消すために、ラケットに「俺は最強だ!」という言葉を張っていたのだそうです。
アスリートはもちろん、トップセレブや起業家達に支持されている、「ポジティブ・アファメーション」という言葉を知っていますか?
これは、「前向きな精神状態を作り出し、最終的には現実世界の結果に影響を与えるように意図された、シンプルな声明や宣言」のことです。
具体的には、
「私は無条件に素晴らしい人である。」
「人生におけるベストな選択をしている。」
といった、自分に対する前向きな言葉のことです。
ポジティブ・アファメーションは、何度も繰り返すことで、ポジティブで幸せな感情や思考、態度を促進し、ネガティブで役に立たない思考に対抗することを目的としているのです。
思考は感情に影響を与え、感情は行動に影響を与えます。
つまり、「私はダメな人間だ」とずっと悩み続けているときは、その感情があなたの行動に反映されている可能性があるのです。
ポジティブ・アファメーションを成功させるコツは、自分を信じて毎日続けることです。
何事も、たまにしか実践していないのに、いきなり効果が現れることはありません。
国枝さんのように、世界のトップを走る人達の多くは、その人の思考パターンが勝負をわける場合があります。
ですから、普段からアファメーションを習慣にすることで、私達の夢も叶える力がつくのです。
そして、ポジティブ・アファメーションの後は、微笑んでください。
笑顔でいることで、脳がアファメーションを受け入れやすくなるのだそうですよ。