心理カウンセラーの風湖です。
イエス・キリストはこう言いました。
「許す者は許される。許さない者は許されない。裁く者は裁かれる。裁かない者は裁かれない。」
仏教にも「因果応報」という教えがあります。
「人は、良い行いをすれば良い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある。」
という意味の言葉です。
人間の心の教えは、どんな民族でも同じです。
自分でまいた種は、自分で摘み取ることになるのですから、どんな種をまくのかは自分次第なのです。
ですから、普段の言動には気をつけなければならないということです。
ものごとには、原因がわからないということはあっても、原因がないということはありません。
この世のことのすべては、どんな小さな結果にも、必ず原因があるのです。
私達は、幸せがやってきたときに、よくこう言います。
「受験に合格したのは、よく勉強したから。」
「お金が儲かったのは、よく働いたから。」
しかし、不幸がやってきたときには、こう言うのです。
「テストの点が悪かったのは、先生があんな問題を出すから。」
「給料が少ないのは、景気が悪いから。」
つまり、人は自分の都合の良い時だけ因果応報を感じることができるのですね。
投げたものが返ってくる。
投げないものは返ってこない。
愛すれば愛される。
愛さなければ愛されない。
嫌えば嫌われる。
嫌わなければ嫌われない。
人生は、自分のしたことが先で、その結果が今の現象を作っているのです。
いつも自分が幸せな状態でありたいと願うのであれば、まずは普段から悪口や愚痴や不平不満、誹謗中傷などを言わない生活をすることが大切なのだと思います。