心理カウンセラーの風湖です。




 「毎日、朝起きると嫌な気持ちになります。毎日がつまらない。なにも変わらない日々にウンザリします。」

 カウンセリングに来られる方は、よくこのようにおっしゃいます。




 私はいつも、「現象として起こることに、不幸や悲劇は存在しません。あるのは、そう思う気持ちだけです」と、言い続けています。




 そして、毎日が辛くしんどいと感じられたとき、1日1回、なにかに喜んで欲しいとお願いしています。

 それを毎日するだけで、実に他愛のないことだと思えることにでも、なんだか嬉しいことだと感じることができるようになります。




 たとえば、

 「たまたま入ったカフェで飲んだコーヒーがとても美味しくて、嬉しかった。」

 「スーパーの野菜コーナーで、安売りをしていた。得をした。」

 「仕事帰りの道で、かわいいワンちゃんを散歩しているご夫婦に挨拶されて、癒された。」

 などです。




 そのように、なんでも喜ぼうと身構えていると、だんだん喜びは向こうからやってくるような気がしてきます。

 ですから、どんな小さな出来事でも、「なんでも喜びたい」と心の中で大きく手を広げていることが大切なのですね。




 見方を変えると、心が変わります。

 心が変われば、自分の世界が変わります。




 出来事はすべてニュートラルです。

 良いも悪いもありません。

 



 一見、退屈に思える毎日をどう捉えるか。

 それが、幸せで充実した日々を送ることができる重要なヒントなのかもしれません。