心理カウンセラーの風湖です。
昨日は、「水」のパワーについて書きました。
今日は、「樹」のパワーについて考えてみたいと思います。
子供の頃、神社の境内でかくれんぼや缶蹴りなどをして遊んだとき、大きな樹木の下にいるとパワーがどんどん降りてくるのがわかりました。
とくに、落葉樹が葉をつけている春から秋にかけては、風に吹かれて葉がヒラヒラと落ちてくる様子に、自分の心の状態を投影し、樹が話しかけてくれているような気がしましたね。
桜や銀杏、楓など、私達に馴染みが深い樹木ほど、人間にとって元気になるための強いパワーを与えてくれるのではないでしょうか。
疲れた時は、その幹に触ると、私達を励ますような力が腕をつたって体に響くような気がしますし、雨の日には私達を優しく包み込んで傘になり、身体が濡れるのを防いでくれます。
ところで、樹木からふといい匂いがするのは、どこから香ってくるのでしょうか。
その香りは、周りの花や植物の香りではなく、その樹木のエキスの香りのようです。
多くの鳥や虫や動物たちが警戒せずに休憩することができる、大きな樹。
疲れたら、緑が多い自然の中に出かけていくだけでパワーはかなり充電されます。
自然が私達に与えてくれるパワーは、元気になるためにはどうしても必要なものです。
ビタミン剤を飲む必要もありません。
ストレスで辛くなったとき、樹木の近くで思い切り深呼吸をしてみましょう。
過去の嫌な記憶も、未来への不安も、今の悲しみも、きっと樹のパワーが全部吸い取ってくれますから。